意識的な読書

リファクタリング・ウェットウェア」より、意識的な読書に関するまとめです。

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主に、第5章のまとめなのですが、そもそも、学習とは?っていうところからこの章は始まってる。簡単にいえばそれは一方的な知識の詰め込みじゃないんだよ、各自個人が意識的に行うもの、個人の学習熱意に火がついて自然に燃え上がるようなものなんだよ、ということです。

実は、ここ、むちゃくちゃ大切なところで、しかし、果たして火がついてない人に火をつけるにはどうすればいいのか、というのは、ちょっとわかりません。たいていの学校なんかで、ここからすでに学習の過ちは始まってると思う。

まぁ、本人が本当に学習したいことを学習するしかないのかな、とか思います。それでは本当に学習したいことが一つもない人は?というのは、うーん、わかりません。そういう人は、学習したいことが見つかるまで探すしかないんでしょうかね。

さて、学習するには、何かを吸収しないといけないわけですけど、それは、僕の場合は大半が読書からになります。ところが、本書によると、読書というのは、あまり効率の良い吸収方法ではない。

本書では、脳の働きを大きく、Lモード(リニア・モード)と、Rモード(リッチ・モード)にわけているんだけど、だいたいこれは左脳と右脳と考えてよい。そして、読書というのは普通は言語に関する処理なのでLモード(の一部)でしかないわけだ。

だから、いろいろ補ってやらないといけない。方法は、主に二つ。リッチ・モードを大いに活かすような方法を採ること。「入力」だけでなく、「出力」を重視すること。

SQ3R

本を読むときに、Surevey、Question、Read、Recite、Reviewしながら読む。この順番は実は、Rモードから始めて、そののちLモードへ移り、順次その二つを循環させるような理想的な学習方法となっている。

まず、目次や各章の概要などにざっと目を通し、全体像を把握、さらにそこから答えを知りたい質問を考える。この始めの二段階は、Rモードの担当となる。入力というより出力中心。いきなり詳細を読み込まずにとにかくやってみる、対象と戯れる感じ。

そして、次に読書だが、これはLモードの担当であり、入力中心。

さらに、肝心なのが次の復唱やまとめだ。ここはまた、Rモードを最大限活用して出力する。具体的には、手書きのマインドマップなどを使って上に載せた写真のように関連をまとめるというか、つくり出してゆく。手書きであるのは意味があって、色をつけたり、図や絵を描いたりするのもいいだろう。

共感覚といって、数から色を連想したり、言葉から匂いを連想したり、あるいは、多感覚といって、議論やメモ、画像や比喩といったことを多用するのもいいだろう。

テスト駆動型学習

別枠のコラムで、テスト駆動型学習について触れられているが、上のSQ3Rにおいては、復唱やまとめの段階において、なんども思い出そうとしたりして、意識的になんどもいわば脳の検索を行うこと、それにより「入力」ではなく、「出力」することによってテストをしているような学習をすること、それがテスト駆動型学習と呼ばれている。

教えること

ここまで、意識的な読書として、SQ3Rやマインドマップについて触れてきたが、教える、ということも、結局はこれらと同じ、「出力」である、ということが大切なところだ。繰り返し想起することは、記憶や理解を強く、確実にする。

意識的な読書の中で、実際の読書は、SQ3Rにおける「読書」の部分における入力しかなく、あと残りのほとんどの部分が、Rモードを大いに活用した「出力」中心となっているところに注目すべきだろう。